お知らせ

★7月26日開催【第二回 オンライン連続セミナーご報告】

2020.07.29
【第二回 オンライン連続セミナーコロナ禍を経験して】
 
ご参加のみなさまありがとうございました。
ファシリテータ:小辻寿規さん(立命館大学 准教授)からのご報告です。
 
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 第2回のセミナーにおいては京都市今出川にあるバザールカフェのスタッフ狭間明日実さんをお招きし、コロナ禍において危機に直面した場(居場所)づくりの現状を様々な観点から検討した。
 バザールカフェは1998年の活動スタート以降、20年以上にわたり様々な人たちが、活動内容や立場を超えて自然に出会い、「共に生きる」ことのできる場を創出することを目的とし活動してこられた。結果、現在は国籍、年齢、病気、セクシャリティー等、関係なく全てを受け入れて包摂する場となった。
 コロナ禍においてはカフェ営業を休止(2020年4月10日〜6月24日)したものの、利用者たちが居場所を失わないよう入場者数を限定した形で場づくりを継続された。寄付もあったため、営業休止期間をなんとか乗り越えることはできたが、コロナ禍の影響を受けて経営状況が悪化しており、場づくりを継続するためには新たな取り組みを検討していく必要性があることなどをご共有いただいた。
 狭間さんの講演後のグループディスカッションにおいては、参加者自身の今の居場所やこれからどのように人々が寄り添いあうべきかが話し合われた。参加者からはオンラインが新しい居場所となってきたことや、オンラインとリアルをどのように融合していくかといった話題のほか、リアルな場においての感染症予防や場づくりにおいて利用料減による赤字をどのように克服していくべきか等について意見が出された。
 
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