お知らせ

第1回講演会『グリーン社会にむけて自らが担うソーシャル・イノベーションを考える』・エネルギー・ESG経営・地域循環型農業

2021.02.21
同志社大学人文科学研究所第20期第5研究
公開講演会

 

◎日時:2021年3月2日 ㊋14:00-16:30
◎参加費無料
◎会場:オンライン (ZOOM)
お申込みはこちらから
◎お問合せ:服部篤子研究室

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 近年、SDGs、ESG、グリーン政策、脱炭素など、未来にむけた環境への取り組みが国内外で活発になってきた。市民活動をはじめ、企業、政策の観点から、今、求められている社会変革について対話することを目的としてグリーン社会とソーシャル・イノベーションに関する研究会を実施する。今回はこのテーマの初回として公開講演会を開催する。前半は、政策、企業、社会起業から発表いただき論点整理を行う。
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🔳プログラム
14:00~14:15 趣旨説明、登壇者紹介
14:15~15:20 前半、各スピーカーより15~20分の問題提起
15:20~15:30 ブレイク
15:30~15:40 コメントの書き込み
15:40~16:15 ディスカッション(登壇者相互に質問なども)
16:15~16:30 クロージング
🔳前半 問題提起・事例発表
◆グリーン社会におけるエネルギー政策とは?
服部崇氏(京都大学経済研究所 先端政策分析研究センター 教授)
◆ソーシャル・イノベーション経営-社会価値創出に向けた戦略的取り組み-
金田晃一氏(株式会社 NTTデータ 総務部 サステナビリティ担当 シニア・スペシャリスト)
◆馬と人との持続可能な仕組み:ジオファーム・八幡平、地熱資源の活用と地域循環型農業
船橋慶延氏 ジオファーム八幡平 代表
🔳後半 討論
討論者:前半問題提起者および第5研究メンバー(同志社大学総合政策科学研究科ソーシャル・イノベーションコース教員、今里滋氏、新川達郎氏、関根千佳氏、佐野淳也氏ほか)
進行:服部篤子 同志社大学政策学部・総合政策科学研究科教授

■登壇者プロフィールと参考文献
服部 崇(はっとり たかし)氏
京都大学経済研究所先端政策分析研究センター特定教授
東京大学教養学部卒業。1991年に通商産業省(当時)に入省。国際エネルギー機関(IEA)環境・気候変動ユニット長、経済産業省経済連携交渉官等を経て、2018年に京都大学経済研究所先端政策分析センター特定准教授に着任。2020年10月より現職。ハーバード大学ケネディ行政大学院修士(公共政策)、東京工業大学博士(学術)。著書に『文明と国際経済の地平』(共著、東洋経済新報社)など。
“Japanese Foreign Policies on Global Climate Change: From Kyoto to Paris,” in M. McCarthy, ed. Routledge Handbook of Japanese Foreign Policy. Abingdon: Routledge (2018).
参考)京大でのシンポ 

金田 晃一(かねだこういち)氏
株式会社 NTTデータ 総務部 サステナビリティ担当 シニア・スペシャリスト
1987年慶應義塾大経済学部卒業、1993年レディング大大学院修士課程(多国籍企業論)修了。ソニー渉外部通商政策課、在日米国大使館経済部通商政策担当、ブルームバーグ テレビジョンのアナウンサーを経て、1999年からサステナビリティ担当としてソニー(再入社)、大和証券グループ本社、武田薬品工業、ANAホールティングスに勤務したのち、現在はNTTデータでSDGsを活用し、ESG経営/CSR活動の推進に取り組んでいる。2020年に新設された広告電通賞SDGs特別賞の審査員長も務める。
金田(2020)「SDGs時代の10タイプ・イノベーション・フレームワーク――社会価値創出のためのESG経営モデル」、東京財団政策研究所『CSR白書2020――ソーシャル・イノベーションを通じた社会的課題の解決に向けて
参考)Interview:SDGs 私のアプローチ02

船橋 慶延(ふなはし・よしのぶ)氏
大阪市出身。1982年生まれ。5歳で始めた子供歌舞伎で小学生時代はお稽古三昧。高校で乗馬と出会い、学生時代馬術(障害飛越)に熱中し、五輪出場を目指してきた。卒業後は北海道などで競走馬の育成に携わる。東日本大震災を機に「引退した馬がゆっくり余生を過ごせる場所をつくりたい」と2012年に岩手県八幡平市に移住。現在、ジオファームを設立し、馬の堆肥を使う事が伝統的な栽培方法であるマッシュルームや馬ふん堆肥の生産を通じて、引退競走馬と人との持続可能な仕組みづくりを推進中。
ジオファーム八幡平
参考)伊勢丹での販売時のウエッブサイト

注1)      主催:第5研究とは

同志社大学人文科学研究所内部門研究。ソーシャル・イノベーション学の構築を目指して多様な専門から実施する超学際研究。

注2)     企画:同志社ミツバチラボとは

同志社ミツバチラボでは、持続可能な地域経済を支える共創コミュニティを再考する研究と社会実験を実施している。2020年度取り組んできたCovid19Research PRJの1つ。環境指標生物であるミツバチを介在としたコミュニティに着目し、災害・危機に強いコミュニティの在り方を模索している。本研究会での対話においても、人間中心だけではなく、ミツバチや生き物の目線からの議論を期待しているものである。