お知らせ

第4回年次大会「分科会2:ネイチャー・ポジティブへのチャレンジ」

2022.09.11

分科会2:ネイチャー・ポジティブへのチャレンジ

令和4年の『環境白書』のテーマは「グリーン社会の実現に向けて変える私たちの地域とライフスタイル ~私たちの変革から起こす脱炭素ドミノ~」を掲げ、2030 年までを「勝負の10 年」として、国内外で「脱炭素ドミノ」を起こしていくために私たち一人ひとりが、未来に影響を与える当事者であるという意識を持って行動し、脱炭素のみならず、資源循環、分散・自然共生という多角的なアプローチによってグリーン社会の実現を目指していくことを述べています。

本分科会では、自然共生、特に生物多様性を取り上げます。2022年12月にカナダで、国連の生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)が開催予定で、生物多様性の保全に向けた、新しい国際的な枠組みがまとめられる予定である。生物多様性の劣化を食い止め、回復に転じさせる「ネイチャー・ポジティブ」という考え方が注目されています。

主に関西をベースとした実践者の方をゲストにお招きし、市民活動、企業や自治体との連携、環境学習などを通じたネイチャー・ポジティブというソーシャル・イノベーションについて討議します。

●スピーカー:丸谷 さとこ
明石市市議/同志社大学大学院博士(ソーシャル・イノベーション)

2004年、身近な自然と学校教育をつなぐ「のはらくらぶ」を設立し、環境教育コーディネーターとして活動。2022年コーディネート型環境教育法の研究で博士学位取得。2015年から明石市議会議員。昨年「生物多様性・生態系を考える議員の会」を立ち上げ、全国の議員に呼びかけ勉強会を開催している。 日本環境教育学会前副会長/日本野鳥の会ひょうご副代表/コウノトリがつなぐ議員の会副会長など。

日本環境教育学会のインタビューシリーズ「研究と教育実践―最前線」第4回
https://www.youtube.com/watch?v=Z8wV3gN8dMs&t=12s

●スピーカー:久山 喜久雄
フィールドソサイエティー代表

2009年、社会人学生として、同志社大学総合政策科学研究科ソーシャル・イノベーションコース前期課程修了。1993年、環境学習活動市民グループ「フィールドソサイエティー」を創設、法然院森のセンターの運営をはじめる。環境学習の普及、森林環境の保全、地域づくりに尽力する。現在、京都市環境審議会委員(生物多様性部会所属)、京都市環境保全活動推進協会理事、京都伝統文化の森推進協議会専門委員などを務める。著書に『大文字山トレッキング手帖』、『御嶽の風に吹かれて』(ナカニシヤ出版)、『身近なときめき自然散歩』(淡交社)等がある。

●スピーカー:原 正昭
紀州備長炭製炭士/和歌山県木炭協同組合代表理事

21歳から父親にならい炭焼き業を始める。2009年より木炭協同組合と和歌山県の共催で「やまづくり塾」を開始。2015年、みなべ町は田辺市と共に世界農業遺産に認定。同地域では南高梅と共に紀州備長炭が作られている。梅の受粉にはミツバチが欠かせないが、近年は山にミツバチが来る木を植えるなど梅農家と製炭士の連携が進んでいる。また今年から、イオンモール和歌山と紀州備長炭組合が連携し、消費者向けのイベントも始まっている。

NHKワールドの映像
 

★コーディネーター:大和田 順子
同志社大学大学院総合政策科学研究科ソーシャル・イノベーションコース 教授

東京生まれ・育ち。2021年4月から京都市在住。東急百貨店、東急総合研究所等を経て2006年独立。2002年に日本にLOHAS(ロハス)を紹介。2009年~全国各地で有機農業や生物多様性を活かした“持続可能な地域づくり”に参画。宮城大学大学院事業構想学研究科博士後期課程修了、博士(事業構想学)。農林水産省 世界農業遺産等専門家会議 委員(2014年4月~2020年3月)、20017年から総務省・地域力創造アドバイザー。2022年1月、総務省「ふるさとづくり大賞」個人表彰総務大臣表彰を受賞。研究テーマは都市農村交流、世界農業遺産、SDGsと地域づくり等。主な著書『アグリ・コミュニティビジネス』(2011年、学芸出版社)、『SDGsを活かす地域づくり』(編著、2022年、晃洋書房)等